(映画『アバウト・タイム 愛おしい時間について』)
昨晩レンタルしてきて、家族で見ました。見終わったときに、「人生って良いな」と感じさせてくれる映画。おすすめです。
主人公が21歳の誕生日を迎えた時、一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを父親から知らされ、恋をうまく行かせるためや、家族友人を助けるためにその能力を使う話。
タイムトラベルものによくあるように、人生には変えられることと変えられないことがあるし、何かを良い方向に変えたらその結果他のことが悪い方向に変わったりするということを主人公は知ります。
そうしているうちに、大切なのは何よりも人生に対する自分の態度を変えることであり、何気なく過ごしたり、できごとの悪い面ばかりを見るのではなく、良い面を見たり、一瞬一瞬を楽しむことこそ人生を変えるものだとわかっていきます。
「About Time」には、邦題にある「時間について」の他に、「そろそろ時間だよ」という意味もあります。もうその辺にしておいて、先に進もうよ、みたいな。それはこの映画で大切なコンセプトなので、意味を知らないで見ると、ちょっと残念ですよ。
あとね、字幕を見ていると、主人公が自分のことを弁護士だと紹介した時に、相手の女性が「それはセクシーね。正装して裁判所で人々の命を救うなんてセクシーよ」と返事するんだけど、その翻訳はちょっとないかなと思います。
日本語のセクシーは性的に魅力があるという意味だけど、英語だとsexyはもっと広い意味で魅力的なのです。素敵とか、カッコいいとか、興味を惹かれるとか、そんな感じ。
英語の会話では、形容詞が元々の意味ではなく、「素晴らしい」「素敵」と言った意味で使われることがよくあるのです。
beautiful(美しい)、great(偉大)、neat(こぎれい)などなど、数え上げればきりがないくらい。
中にはcrazy(頭がおかしい)、mean(意地悪)なんかも素敵という意味になるので、そういうことを言われた時には、馬鹿にされたと勘違いしないようにしないとね。(^^)
- 関連記事
-
- Fix You (2016/03/03)
- 弁護士はセクシーな仕事・・? (2015/09/23)
- 言葉と文化 (2015/09/09)