(Coldplay - Fix You)
高2の息子が、英検(英語検定)1級に合格しました! わが子ながら、よくやったなあ。(^^♪
私たち両親に海外からの友人が何人もいたので、息子もごく小さい時から自然に英語と接してきました。言語ってニュアンスが大切だから、ただ勉強して頭で理解するのではなく、肌で感じ取れるのが良いだろうなと思います。
翻訳の仕事をしていても、単純に訳せない言葉って、けっこうあります。直訳しても意味が通じなかったり、「こんな言い方、日本語ではしないな」というのがあったり。
この歌のタイトルの「Fix You」も、ネイティブの人なら普通に理解できるけれど、なかなか日本語にならない言葉ですよ。直訳すれば、「君を直してあげよう。」
背景を説明すると・・この曲はクリス・マーティンがグウィネス・パルトローのために書いた曲だと言われています。父親が亡くなり、顔中を涙でびしょびしょにして病院から戻ってきたグウィネスに、クリスが「何か僕にできることはあるかい」と聞いたところ、彼女はこう答えました。「ただ抱きしめて。いま私を"fix"できるのはあなただけなの。」 そして翌日、曲を書き上げたとか。(・・と、どこかで読んだことがありますが、もし違っていたらすみません)
fix は「直す」、つまり調子の悪いものや故障したものを、本来の状態、正常な状態に戻すことを言います。この曲の場合は、悲しみに打ちひしがれ、本来の状態にいない君を、元通り元気にしてあげるということ。
ブログなどで歌詞の和訳をしている方が結構いるので、のぞいてみると、こんな感じに訳されていました。
=もう一度元気づけてあげる
=本来の君になおす
=君を癒してあげる
=君を立ちなおらせる
=支えてあげる
=君の支えになろう
皆さん、苦労してますねえ。私も、すっきりした訳語が思い浮かばないです。( ;∀;) 元の意味とは違うものの、「君の支えになろう」が日本人的な助け方のような気はしますけどね。こういうとき、皆さんなら、どんな言葉をかけてあげますか?

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