(「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~」)
うちの子、学校の都合で連休が続いており、家の中はすでに春休みっぽい雰囲気です。夜は一緒にテレビ見たり、映画を借りてきたりして、楽しんでますよ。
この「グッド・ライ」という映画、よかったです。1983年にスーダンで始まった内戦からの孤児(ロストボーイズ)がアメリカに移住する話。脚本家は、1000人近くの孤児たちから話を聞いて、脚本を書き上げたそうです。フィクションだけど、実話をベースにしています。
この映画、以前から見たかったんですよ。演じている人の中に実際のスーダン難民だった人たち、そして少年兵をさせられていた人たちもいるとのことだったので。最後のクレジットのところに、その人たちの昔の写真が出てきます。
スーダン人の価値観とアメリカ人の価値観が衝突して、ときにとまどい、ときに反抗し、ときに悪い影響を受け、ときにいい影響を与え・・・と話が進んで行きます。
孤児たちの価値観として、嘘はつかない、というのもあるので、映画のタイトルの「グッドライ」(いい嘘)とは何のことだろうと考えながら見ていました。
ついにそれがわかったときには、「あ~~、そうきたか!」と、かなり感動しました。いわゆるハッピーエンドらしい終わり方ではないけれど、心があたたかくなります。
日本はなんだかんだ言っても平和なので、今も世界には難民がたくさんいて、内戦をしている国があるということを忘れがちだけど、こういう人たちのことを覚えていないといけないですね。

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