タイの保険会社のCM、また感動的なのを見つけたので、是非見て下さい。
こんな言葉を思い出しました。
あなたに出会った人がみな、最高の気分になれるように、親切と慈しみを込めて人に接しなさい。
(マザー・テレサ)
日本人の多くにとって、親切なことをするのは、それほど難しくはないことでしょう。でも、薬を盗んだ子の行為よりも、その行為の奥にある事情・心情を察してあげて、この近所の店主がしたような慈しみのこもった行動に出ること、それはなかなかできないことですね。
このCMの中にははっきりと表されていないけれど、「情けは人のためならず」(つまり、親切は相手のためだけではなく、自分にも帰ってくる)ということの他に、もうひとつこの親切と慈しみに満ちた行為の大切な結果があると思います。
それは、親切にされた人の人生を変えた、ということ。
自分の行動が理解され、親切にしてもらったおかげで、この子の人生に対する見方も変わったのではないでしょうか。そうでなければ、あのまま盗みを続け、いつまでも負の世界から抜けられなかったかもしれません。
ちょっとした親切や思いやりにはたいした時間も手間もかかりません。でも、その結果は目を見張るものになることがあります。
追記(4月21日)
このCM、実話に基づいているそうです。こちらに補足説明を書いておきました。
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